八幡西区の霞クロスワイヤーガラス交換修理

八幡西区山寺町にて霞クロスワイヤーガラス交換修理事例

本日は霞クロスワイヤーガラスという、ガラスにワイヤーが格子状に入っている防火ガラスを交換しました!

防火ガラスは、一般的にはマンションなどの2階以上や、延焼部分にあたる開口部に使用されます。ですが一般木造住宅でも、お家が防火地域や準防火地域に入っている場合は、防火ガラスが使用されていることがあります。

今回のガラス割れのホントの原因は錆びです。割れ方は熱割れしていますが、ガラス内部のワイヤーをみてみると、全体的に黒ずんでいるのが分かります。最初は茶色に錆びていたワイヤーも、年数の経過により錆びが全体に侵食して黒くなっています。錆びたワイヤー部分は内部で膨張しガラスを押し広げ、強度を低下させます。そこに熱によるワイヤーの伸縮や膨張が加わると、ガラスエッジにクラックが入り熱割れしていきます。なので、結果的に熱割れしていますが、原因は錆びだということが分かります。

今回は一般住宅でゴムパッキンで納まっていた為、新しく取り寄せた網入りガラスのエッジをサンダーで処理して防錆油を塗布し、グレイジングチャンネル(ゴムパッキン)を巻いてガラス交換しましたが、ビルなどのコーキング納まりの場合、ガラスエッジにブチルテープを張り水が入らないようにコーキングすることもあります。グレイジングチャンネル納まりの割れ替えでコーキング納まりにすると追加費用がかかりますが、本来はコーキングするのが最適な交換方法ですね。

実は網入りガラスのクロスワイヤーは、他のヒシワイヤーやタテワイヤーガラスに比べて最も使用されていない網目です。当店では毎月50〜100枚近くガラス交換していますが、実に2年ぶりに交換するガラスです。ガラス屋仲間もクロスワイヤーのガラス交換は大体2〜3年に一回という頻度だそうですから、北九州市や福岡ではあまり普及していないガラスなのかもしれませんね。

あくまで仮説ですが、特にクロスワイヤーガラスは、他のヒシワイヤーガラスやタテワイヤーガラスと比べて仕入れ頻度が少ないわりに、他の網入りガラスと比べてワイヤーがグネグネしていたり不良品が見受けられる為、製造が難しい網目のガラスなのかもしれません。そうであれば、最もエラーの少ないヒシワイヤーガラスが最も普及しているのも説明が付きます。

なんせ、当店とお取り引きの問屋さん3件でも、在庫ガラスとしてヒシワイヤーやタテワイヤーはたくさん保管されていますが、クロスワイヤーは在庫として抱えていませんから、都度メーカー取り寄せとなります。今回も、メーカー取り寄せし、お見積もりから1週間後の施工となりました。

霞クロスワイヤーガラス

なんにしても、メーカー取り寄せ品のガラスは失敗するとお客様を再度またせてしまうことになりますから、無事交換が完了してほっとしています笑

ご利用ありがとうございました。

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