本日は網入りガラスの交換をコーキング作業で行ないました!
網入りガラスはビードで納まっている場合もあれば、コーキングで完全に密封している場合があります。住宅ではビード納まり、マンション等のビルではコーキング納まりが多いですね。

基本的には既存のガラスの仕様に合わせますが、ご要望があればビード納まりからコーキング納まりにすることもあります。ビードはガラスまわりに巻くゴムパッキンのことです。ビードだと、数十年という長い目でみるとゴムパッキンが劣化して、パッキンの隙間から雨水が入り込みます。それによってガラスの縁に水が溜まり錆が入り、ワイヤーが錆びて錆割れしやすくなったり、錆が原因で熱割れに繋がることもあります。とはいえ、西日のよくあたる窓は錆びていなくても気温差で熱割れすることはありますし、室外機の熱で割れることもあります。

日本板硝子のカタログにも載っていますが、網入りガラスの設置はコーキングを推奨していますから、新築マンションでは今はコーキングで納まっていることも多いですね。
割れ替えの場合は一枚のみをコーキングしても仕方ありませんし(環境によります)既存の納まりに合わせるのが一般的です。

コーキング色は既存サッシの色に合わせます。マスキングをガラス両面と、枠側にも張り、隙間をシリコーン材を充填し、コーキングナイフで余分なシリコーン材を削いでいきます。コーキングナイフ先端の角度がマスキングテープの端と端にちょうど当たるよう角度を決めて、空気が入らないようにスーと滑らせて一周する作業を各面2回づつ繰り返します。角度次第でコーキングを細くも太くもできますが、私は少し幅広で断面は三角になるようなイメージでコーキングします。細い方がスタイリッシュで格好は良いですが、細いと長持ちしなかったり切れやすいためです。

コーキングが完了しました。コーキング後は固まるまで時間がかかるため、丸一日窓は動かさないようにお客様にお伝えし、ガラス交換作業は完了です。まあ、お子さんが触ってグニャってなるまでがお決まりの流れみたいなところはありますが笑、固まってきた段階で触ると修正が効かないため、窓を触らないように要注意であります笑