店舗改装中のトイレの引戸明かり取り窓ガラス修理交換事例
八幡西区のみなさんおはようございます!時々屋硝子修理店です!
本日は店舗改装中のトイレの引戸の、明かり取り窓修理について施工事例をご紹介できたらと思います!
額縁を外す
引戸の明かり取り窓ガラス交換には、額縁というガラスが外れないように押さえている縁を外す必要があります!たいていビスで留まっているので、ビスをプラスドライバーで左回しして外していきます!
今回のように改装中の店舗さんだと、引戸を塗装していることがあります。塗装された引戸の押し縁はフラット面と塗料でひっついている為、推し縁を外すと、フラット面の表面が剥がれます。なので、あらかじめカッターで推し縁とフラット面の取り合い部分の境目に切れ目を入れておきます。
そうすることで額縁とフラット面の塗料を切り離すことができるので、推し縁を綺麗に外すことができます。
ガラスと推し縁の間に詰まった塗料をカッターで切る
今回のように塗装された引戸は、ガラスと額縁の間に塗料が詰まってガラスが外せないことがあります。その場合も、カッターでガラスと額縁の間の塗料を全周切ります。それでも塗料でひっついてガラスが外れない場合は、スクレーパーをガラスと推し縁の間に差し込み、スクレーパーの背をトンカチで叩いて塗料を完全に切り離します。
ガラスを外す
ようやくガラスを外して、新しく入れ替えるガラスの採寸をします。
採寸方法は、推し縁を外した箇所から反対の推し縁までを測ります。そして推し縁ののみこみ分をプラスします。ぴったりすぎてもきつきつで入らない為、マイナス3ミリしておきます。
建具のガラス取り替え修理は意外と難しく、引戸や額縁に歪みがあることもあり寸法取りはかなりシビアです。
ガラスを入れ替える
カットしたガラスに吸盤をつけます。カスミガラスのように表面がザラザラした面とツルツルした面があるガラスを入れる場合、ザラザラ面に型板ガラス専用の吸盤を付けます。
なぜかというと、たいてい額縁が外れる側は個室側になるからです。個室側にガラスのザラザラ面がくるようになります。反対にツルツル面は通路側になります。通路側の方がホコリが舞いやすく、ガラスにホコリが付着しやすいので、汚れが付きにくいツルツル面が通路側に向くようにガラスを設置する訳ですね。
推し縁を入れる
ガラスを入れ替えたら、推し縁を入れてきいます。たまに推し縁がキツくて入らないことがあります。その場合は、もしかしたら推し縁がガラスに当たっている可能性があるので一度ガラスの寸法を確認します。
ガラスの出来寸法に問題がない場合は、推し縁が歪んでいるということなので、少し小口を2mm程度紙ヤスリで削ってから押し縁を付けます。推し縁が手で押しても最後まで入らない場合は、当て木をしながらトンカチでトントンと、優しく叩きながら、押し縁を入れ込みます。
最後にビスで推し縁が外れないように固定します。
これで、ガラス交換完了です。
作業難易度的には、建具のガラス修理よりサッシのガラス修理の方が断然簡単です!よく、こんなに小さいガラスでも結構料金かかるのですね、と言われちゃうこともありますが、ほとんど技術料金になりますね。この記事をみて、建具のガラス修理はそれだけ、神経を使う、リスクのある作業なのだと知って頂きご理解頂けますと幸いです。
建具ガラス修理料金
W430×H580のカスミガラス交換代は13,200円税込価格となりました!所要時間は1時間30分です!
ご利用ありがとうございました!