日鐵窓の網入りガラス修理【北九州市八幡西区】

八幡西区マンション空き部屋の中窓の網入りガラス修理事例

北九州市の皆さんこんにちは!時々屋硝子店です!

本日は管理会社様からのご依頼により八幡西区の空き部屋の割れた網入りガラスを修理、交換しました!

日鐵窓の外れドメ

↑割れた引違い窓ガラスの交換は、まずは窓障子を外す必要があります。しかし、マンションは特に地震や風による窓の落下防止のため、窓かサッシ枠のどちらかに外れドメが付いています。今回のビル用の日鐵サッシは、障子の上框に10円玉ほどの大きさの外れドメがついて埋め込まれています。その切り欠きをマイナスドライバーでひっかけて引っ張ると外れドメが解除でき、窓障子を外すことができます。2025年現在は日鐵サッシは廃盤になっていますが、築年数の古いビルではまだまだ使われていますね。

換気小窓付き腰高窓

窓障子が外れたら窓障子を分解します。

錆割れの網入りガラス

↑既存窓から撤去した網入りガラスの縁をみると赤茶色に錆ています。錆た箇所から熱割れしていますね。網入りワイヤーガラスは錆割れすると熱割れのリスクも高くなります。

網入りガラス

ガラスを撤去したら、次に作業台を車から出してセットし、網入りガラスを作業台にのせます。マンション敷地内には来客駐車場がなかったため、車を道路の路肩によせて、ガラス交換作業をしていきます。まずは窓サイズに合わせてガラスをカットしていきます。坂道になっているので作業台が落ちていかないように固定して、すれ違う人や車に注意しながら作業を進めます。

ビル用グレチャン

ガラスの縁まわりをカバーするグレチャンを巻き付けていきます。ビル用のグレチャンは入手しづらく、またメーターの切り売り販売も問屋さんではされていない為、ガラスの割れ替えでは既存のグレチャンを使い回します。一般の木造住宅のグレチャンは入手しやすく割れ替えに使う機会も多い為、一般住宅のガラス割れ替えではグレチャンを替えています。グレチャン側面には6-7mm用(N14-7)と印字されていますが、これはガラスの厚みが6〜7mm用でガラス溝幅が14mm開口用のグレチャンということです。

ガラス溝幅採寸

実際にガラス溝幅をさしがねで測ると、14mm開口だと分かります。一般木造住宅の窓のガラス溝幅は9mmがほとんどなのに対して、ビル用の窓のガラス溝幅は11mmや14mmなど幅広くなっています。それだけ窓障子枠が厚いという理由ですね。住宅サッシよりビル用サッシの方が分厚い理由は、防火性能や耐風圧の規定の関係が影響しています。

窓障子はめこみ

ガラス交換した窓障子は、サッシ枠に建て込んでいきます。窓格子が付いているため、室内側から外障子を格子側に立てかけて、内障子(クレセントカギが付いている側)を室内側からサッシレールにはめこみます。次に外障子をサッシレールに嵌め込みます。

外れドメを戻す

窓障子をサッシに嵌め込んだら、解除しておいた外れドメをセットして窓障子が外れないようにしておきます。ビル用日鐵サッシの窓外障子は、内障子と外障子を交差させると外れドメがセットされます。

これにてマンションのビル用窓の、網入りガラス修理が一件落着しました。窓ガラスの修理、交換はどうぞ時々屋硝子店へお気軽にお問い合わせくださいませ。

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